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カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

※現在、製作・販売業務は一切しておりませんのでご了承ください。また、再販予定もございません
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04.19.15:08

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  • 04/19/15:08

10.18.23:10

M&Aされるとき・・・

最近ニュースを見るとM&Aが大流行りだ

突然現れて、注文つけるだけつけて
株価が上昇したと見るや、さっさと売ってしまう

そんな‘会社ころがし’の連中は、日本から出てって欲しい
世も末だ

私は、レース屋に勤務していたとき
会社がM&Aされた経験がある

敵対的ではなく、社長が尻尾を振って
売ってしまったのだけど・・・ 

ある朝、みんなサーキットに出張に行ってしまうときがあった
自分ひとり留守番だった

出発前、事務のネーちゃんが
「きょう、二人お客さんが来るとおもうけど、会社の中、案内してあげて」と言い残して行った

「わかった」
ひとり留守番をしていると、午後一番ぐらいに二人のおじさんが来た

「あの、伝言つたわってるかとおもいますが○○です」

「あ、聞いてます。どうぞ」「会社内の案内でいいんですよね?」

「はい、お願いします」

私は全員出張でガランとした工場内を案内した
二人のうち、うしろにいた男性は終始無言だった

ひと通り説明すると 「どうも、ありがとう」といって二人は去った
「なんだったんだ・・・?」 私はよくわからない来客にポカンとしてた

それが翌年、会社のオーナーとなる当時の日本信販の社長・山田洋二さんだった
もう1人の男性は かつてZの柳田と異名をとった柳田春人さんだった。のちに社長となる

私は二人の顔は知らなかった
季節は夏の終わりか、秋口の出来事だったとおもう

来客後、社長がせっせとサンドブラストをかけて部品をピカピカにしてたのは
そのせいだった
翌年、会社が買われてた

社長は年末、「会社は変わらないから心配しなくていい」と
辞めそうな人間を熱心に説得してた

理由はあとでわかった。従業員1人につき、150万が支払われていた
事務員が頭にきて辞める前、腹いせに暴露して去っていったのだ

私はロックバンドのごとくもめ続ける会社に嫌気がさして辞めた

ただの従業員ですら、自分の未来に不安を感じ、激しく動揺する
いち早く、新しい経営陣に擦り寄る者も現れる

会社内の混乱は、計り知れない

ファンド会社が去ったあとは、台風が去ったあとのようだろう
きっと・・・

最近目立つ経営者には、美しさと感動がない

 

wrote by Red&Carbon              click please!! にほんブログ村 車ブログ 車 カスタム・整備へ 

                                      

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     レッド&カーボン:  http://carbon.art-studio.cc/

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