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01.16.08:46 「恥の文化」はどこへやら |
「カインズホームおちょくられ事件」を考えてみた
これは、私が製造メーカーを生業としているため
仕事=商品命 という方程式を持ってることに対し
カインズホームは流通業のため、商品=安原価命
という根本的考え方のちがいが、大きな温度差になっているのだなと痛感した
我々製造メーカーは、商品こそすべてである
不具合の報告を受ければ、ロットNo.を調べる
それがわからなければ、いつ・どこで購入したかを特定し
問題点をあぶりだすのが当たり前だ
ところが流通業は、仕入れ単価しか興味はないのだ
商品の中身なんか、自分らの範疇と考えてないので
「ふ~ん、へえ~、そうなんですか」・・・程度の応対しかしない
うるさいヤツは、最終的に返金で応対すればいいとしか考えてない
PB商品(プライベートブランド商品)、つまりカインズ・オリジナル商品は
原価率の低い、もっともうまみのある商品である
集客力のある小売業は、必ずこれに手を出す
沼津店においても、開業時から数年後、大規模リニューアルを経て
PB商品の比率が大きく占めるようになった
しかし、これらのPB商品は消費者にとって
安かろう・悪かろうのケースがほとんどである
こんなご時勢なので、安い商品は売れる
しかし梱包テープひとつとっても、すぐ途中からちぎれるような
バッタもんばかりで、消費者はうんざりする
これらを大々的に行なったのが、ダイエーだ
彼らは、利益率の高いPB商品と
メーカーからのバックマージンの多い商品ばかりを並べた
自分たちの都合のいい商品ばかり陳列していったのだ
結果どうなったか
消費者にそっぽを向かれ、ダイエー帝国は倒産した
ユニクロみたいに商品の質がよければ問題ない
ユニクロはPB商品ではなく、それが自社ブランド製品のSPAなのだ
(※SPA=製造小売業)
PB商品みたいにメーカー商品の中に、どさくさにおいて
いちばん安い値段でつり、手を出させる商法とは根本的にちがう
ユニクロは、商品に魂を込めている
同じ中華製品でも、方法論がまったく異なるのだ
ダイエー流のやり方をするカインズホームに、まったく未来はない
小売業で大きくなるには
メーカーを叩き、販売の手伝いをさせ
海外で安物を仕入れ、従業員に押し売りをしたりする
知り合いの長谷川さんなんかは、クリスマスのとき
「息子がヨーカ堂勤めてるんで、毎年ヤマザキのまずいケーキなんだよ。
たまにはうまいケーキ食べたいなぁ・・・」と、言ってた
なんで金稼ぎに言って、押し売りされなきゃならんのか。。。
他より飛びぬけて大きくなる会社は、そういう汚い側面も持ち合わせている
クレームの応対を聞きながら、カインズの店員が
「アルバイト社員」と名札をぶらさげている理由がわかった
待遇はアルバイトで、責任は社員扱いなんだな
みんな、いいように使われる時代になりましたね
やだやだ・・・
* * * * * *
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所詮
2013年01月16日水
ども!
所詮、安かろう悪かろうの、「いせや」なんですねえ。
ベイ○アのお惣菜も、まずいですしね。
ユニクロ
2013年01月16日水
昔ふぉさんがボロボロのリーバイスからユニクロのジーンズに替えた時、ボロボロでもリーバイスのほうがスタイル良く見えたことを思い出しました(^^)
実際チラシの写真を見てもモデルがはいてるのにカッコよく見えません
Because アタシはユニクロは下着系しか買いません
Re:「恥の文化」はどこへやら
2013年01月16日水
ベイシアグループっていうんでしたっけね
リーバイス、値段ぜんぜんちがうんじゃなかったですかね?
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