カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

• 11/24/07:01

マグザムを手にしてから、再びバイクで出かける機会ができた

（※腰が悪くて、「もう乗れない」と思い込んでいたので ずっと乗ってなかった）





出先で見かけるマシンは、リッタークラスのマシンばかりだった

そして中年のおじさん達が中心だということに気づくのに、さして時間はかからなかった





私の世代では中型免許が主流で、限定解除は黄門様の印籠のような存在だった

同級生でたった一人、限定解除を持っているヤツがいた




彼は３３回目で合格した。それでも来てる人の中では早かったと言っていた

群馬県だったけど合格率に地域差があり、早く合格したくて よその県から来てる人も結構いたそうだ





試験は平日　試験場で行われるため、彼は毎日高校をさぼって通った

お金は親とか、おばあちゃんからもらってて不自由はしてなかった　（たぶん今も働いてない・・・）





授業中 イメージトレーニングに夢中になって左右確認とかしてたら、うしろの席の女の子に

「あんた頭おかしいんじゃない」 と言われたくらい　合格するのに必死だった





それほど限定解除は雲の上の存在だった。　それがいま試験場で誰でも取れるとあって

おじさん達はこぞってビッグバイクに群がって楽しんでいる状況とおもわれる







私はパワーとお金は似ているとおもう





あればあるほど困るもんでもないし、ない人にとっては憧れるものだ

だけど持つ人に制御する力がなければ、あっという間に振り落とされてしまうのも事実である





お金持ちになりたくても、なかなかなれない人はたくさんいるけど

バイクのパワーは、ローンでも組めば誰でも簡単に手に入れることはできてしまう





自制心が効くうちはいいけれど、ひとたびアクセルを全開にすれば ビッグ・パワーが牙をむく

だれもがバレンティーノ・ロッシにはなれないのだ





リッターバイクが花盛りの裏で、結構命を落としている人がいるものまた事実

扱いに、それなりの人格が必要になるのは　やっぱりお金も同じ・・・





未熟者の私は、マグザムに十分満足している






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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• 09/15/21:39
• 日常的な話
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