11.23.23:38 [PR] |
10.02.22:48 自動車の空力・その1 |
少し前、製作したRS200のフラットボトム。 オーナーが先日来訪されました
とても満足していただけたようでよかったです
その足で 雑誌の取材のため、厚木の影スタジオに向かわれました
そのご報告は後日またするということで、きょうは空力のかんたんな話
オーナーの口から‘ダウンフォースを体感できる’と聞かされた人は、結構不思議におもうようです
空気は見えないため、「なんでこれでダウンフォースが発生するの?」・・・と
でも実際、理屈はかんたんなことなんです。 その説明する前に大前提として
1.車は4つのタイヤがある
2.地面の上を走る
3.人が乗る
これを頭に入れてください
「なに当たり前のこと言ってんだ」・・・とおもったとおもいますが
車というのは、昔も今も そして未来も これは変わりません
(ティレル6輪というのがあったりしましたが・・・)
つまり、「空力においてすべきこと」 というのは基本的に出尽くしているんです
だから それを積み上げていけばいいだけなんです
ただ、空力がクローズアップされるレーシングシーンにおいては
レギュレーションが毎年変わるため 形が変わり、それが観る人達の混乱を招いているのです
本来ならば飛行機のように、どれも似たような形になるんです
もちろん飛行機も、自動車も目的別に形は異なってきますが・・・
自動車の一般車の場合、‘カッコイイ’という概念も加わってきますから
一層、複雑に見えてしまうのでしょう
自動車の空力の目的は、大きく分けて2つ
「整流を上げる効果」と、「ダウンフォース」
つまり 空気をきれいに流す目的(CD値)と、車体を下向きに押し付ける効果(ドラッグ)を狙ったものです
この2つを、しっかり分けて考えなければなりません (CDは抵抗軽減、ドラッグは抵抗増加する)
そして、空力のポイントは1つ。 「気圧差を利用する」
たったこれだけです。 そこに感情はいりません
「物理的な理論を 実際の車体に、どう落とし込んでいくか」・・・作業は この1点です
長くなりましたので、つづきは次回へ
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