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06.19.12:43 進化は続くよどこまでも |
ウチのブログは、バカ話好む人が多いんで
すっかり仕事から離れたブログとなっておりますw
カーボンの質問などがきたついでに、たまには仕事に関わる話でもしてみましょうか
どの分野でも、進化は続いている・・・というお話
バイクを例にあげてみましょう
たとえばシートカウル
80年代ではわりとずんぐりしたシートカウルでした
裏ブタもなかったり
近年ではグッとシャープです
進化は、コンピューターの進化とリンクしています
私がはじめてカウルを作ったときは、まだウェットカーボンでした
それからまもなく、ドライのカーボンコンポジット製に変わっていきましたね
コンピューターはCAD/CAMのほうは導入されはじめたところで
強度解析・空力解析は、ずっとあとになってからです
コンピューター解析が進む以前は、形にしても積層構成にしても
非常にシンプルなものでした
「2プライ貼ってフチのみ3プライでやっといてね~」・・・程度のレベルw
型も2分割か3分割で済みましたね
そこからだんだんコンピューターが進化し始めます
解析の分野です
強度や、空気の流れがコンピューター内で
シュミレーションできるようになっていきました
内側を通る空気のバイパスダクトが複雑になり、2次加工、3次加工と増えて
型の分割も、部品点数も格段に増えましたね
そのうえ強度解析も加わってきます
シートカウルひとつ例にとってみましょうか
下の写真のシートカウル、強度が必要な部分と
そうでない部分が生じるのはおわかりかとおもいます
ライダーの体重がかかるわけですから、支点となる部分とそうでない部分
必要な強度がちがってくるのは想像がつくとおもいます
そうすると強度が必要な部分は厚く貼って、必要でない部分は薄くていいわけです
コンピューターで強度解析するわけですね
そうしたうえでグラム単位で軽さを追及するわけですから
細かい積層指示が出てくるわけですよ
まるで地図の等高線のように・・・(--;
角度を変え、十二単のようにグラデーションさせながら
気の遠くなるような作業をせっせとおこなうハメに。。。
コンピューターが発明されて、人間は楽になるどころか
ますますコキ使われる運命になりました
ああ・・・ 皮肉(--)
それは進化なのか? 退化なのか?
神様おせーて
* * * * * *
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Re:進化は続くよどこまでも
2012年06月19日火
そういえば、ニンギョのリアボックスは
どうなりましたかねwww
Re:進化は続くよどこまでも
2012年06月19日火
「塗装待ち」なう^^
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