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カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

※現在、製作・販売業務は一切しておりませんのでご了承ください。また、再販予定もございません
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11.28.23:37

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  • 11/28/23:37

06.19.12:43

進化は続くよどこまでも


ウチのブログは、バカ話好む人が多いんで
すっかり仕事から離れたブログとなっておりますw

カーボンの質問などがきたついでに、たまには仕事に関わる話でもしてみましょうか


どの分野でも、進化は続いている・・・というお話

バイクを例にあげてみましょう


たとえばシートカウル

80年代ではわりとずんぐりしたシートカウルでした


裏ブタもなかったり


近年ではグッとシャープです


進化は、コンピューターの進化とリンクしています


私がはじめてカウルを作ったときは、まだウェットカーボンでした
それからまもなく、ドライのカーボンコンポジット製に変わっていきましたね

コンピューターはCAD/CAMのほうは導入されはじめたところで
強度解析・空力解析は、ずっとあとになってからです

コンピューター解析が進む以前は、形にしても積層構成にしても
非常にシンプルなものでした

「2プライ貼ってフチのみ3プライでやっといてね~」・・・程度のレベルw
型も2分割か3分割で済みましたね


そこからだんだんコンピューターが進化し始めます
解析の分野です

強度や、空気の流れがコンピューター内で
シュミレーションできるようになっていきました

内側を通る空気のバイパスダクトが複雑になり、2次加工、3次加工と増えて
型の分割も、部品点数も格段に増えましたね

そのうえ強度解析も加わってきます

シートカウルひとつ例にとってみましょうか

下の写真のシートカウル、強度が必要な部分と
そうでない部分が生じるのはおわかりかとおもいます


ライダーの体重がかかるわけですから、支点となる部分とそうでない部分
必要な強度がちがってくるのは想像がつくとおもいます

そうすると強度が必要な部分は厚く貼って、必要でない部分は薄くていいわけです
コンピューターで強度解析するわけですね

そうしたうえでグラム単位で軽さを追及するわけですから
細かい積層指示が出てくるわけですよ

まるで地図の等高線のように・・・(--;
  

角度を変え、十二単のようにグラデーションさせながら
気の遠くなるような作業をせっせとおこなうハメに。。。


コンピューターが発明されて、人間は楽になるどころか
ますますコキ使われる運命になりました

ああ・・・ 皮肉(--)


それは進化なのか? 退化なのか?

神様おせーて



           


       *     *     *     *     *     *



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Re:進化は続くよどこまでも
2012年06月19日火

そういえば、ニンギョのリアボックスは

どうなりましたかねwww

Re:進化は続くよどこまでも
2012年06月19日火

「塗装待ち」なう^^

  • レッドカーボン
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