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12.01.13:07 回想・読書漬けの日々 |
前回の話で語った、「遊ぶヒマもない」日々
仕事終わって、フロ入って、メシ食べ終わると 深夜1時だったアタシの青春時代
1人暮らしだったこともあり、もっぱら読書の日々でありました
ありとあらゆるジャンルの本を読みふけった毎日
いまとなっては、そういう時間がとれることもないので、あれはあれでよかったとおもう
人生の方向を決めた「オートバイの科学」も、そのとき読んだ中の1冊
なかでも印象に残っているのは長沢節の「大人の女が美しい」
アマゾンの本の紹介文はこうだ
女性の本当の魅力は知性も感性も肉体も磨きぬかれた大人の女に備わるものであると説く著者独自の女性論。若くてかわいい女の子礼讃の、現代日本の風潮を痛烈に叩く
なんでそんな本、手にしたのかよくわからないんだけど
衝撃度No.1だった
とにかく書いてあることが理解できない
何度も読み返しているうちにだんだんとわかってくるようになった
特に2つの見出しが印象に残っている
・とにかくモノを持たないことだ(←正確)
・人は孤独が基本(←曖昧)
モノを持たない。それは徹底していて
人に対してもそうで、家庭も持たず生涯独身だった
それと、人は孤独な生き物であり、孤独を癒すためには
他人を喰うしかない・・・という独特の人生論を展開する
この人は男なのか、女なのかすらわからなかった
いまのようにググったりできないので、わからないことはそのままわからないのだった
のちにウチに来た居候が知ってて、「知ってるよ、ジジイだろ。ファッションの」と解説
日本のモード界の第一人者のイラストレーターで、タカダケンゾーの先生だった
そのとっぴな考え方に、ひどく衝撃を受けたものの
自分に影響があったかというと、そうでもない
アタシはバイセクシャルでもなければ、ファッションにも興味がない
あまり接点がなかったせいだろうか
説明しにくいけど、決してファッションを語ったものでもなく
彼の人生観を描いた、ふつうのエッセーなので男女問わず読める
独身も悪くないな・・・とおもわせる一冊
少なからず衝撃を受けるのはまちがいなし
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