カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

• 11/25/06:53

いまから３０年ほど前、雑誌Hanakoもなかった頃
アタシとミスターは「月島探検隊」と称して、月島商店街でもんじゃなどを
グルメして遊んでた

「チー坊！」とか言って、はしゃぎながら「パパと呼ばないで」のロケ地
月島商店街の昭和な雰囲気を楽しんでた（まだ昭和だったけどｗ）


（※アフロ田中ではありませんｗ）


商店街ではないけれど、勝鬨橋のひとつとなりにある黎明橋の脇に
目を見張る名前の鮨屋があった

おもわずフルブレーキングしてしまうほど
アバンギャルドなその名前


その名も　P鮨　



初めて見つけたとき、おもわず近づいて確認した
小さく横に（ﾋﾟｰずし）と書いてあったｗ


いそいそとミスターに報告した。「あそこに変なすし屋あるよっ！」



「よし、今夜行こう！」



夜、P鮨に灯りがともっていた。やってる
ミスターを先頭に、店内へ

普通にすし屋だ


しかし他のすし屋と大きく異なる点がある

・まぐろ１貫　２００円
・いか１貫　　１００円
・たまご１貫　１００円

いちいちひとつひとつ値段が表示してある！
これ当時としては画期的なことだった

回転寿司なんかではない。築地から１ｋｍくらいの
板前がにぎる、れっきとした本格寿司の店なのだった！

安いっ！


築地近くのすし屋なんて、いったい、いくら取られるかわからない時代に
なんて素敵な店なんでしょ！

しかもうまいっ！

「チキショー、P鮨うめーじゃねーか この野郎ｗ」
「やるぢゃねーか、P鮨この野郎ｗｗ」

２人ともなぜか、江戸っ子になっていたｗ


値段が書いてある安心感で、我々はバカバカ食べた
それからP鮨に通いまくった


今ググっても、その名は見当たらない

P鮨。　あそこは人生ナンバーワンの伝説の寿司屋となった



　　　　　　　　　　

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• 04/11/12:47
• 日常的な話
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