01.22.11:17 [PR] |
12.22.22:34 フェラーリF40のフレーム |
前回に引き続き
フォレスター君との会話でフェラーリF40の話となった
テーマは「F40のフレームは、なんであんなに細いんだ」・・・です
現代のGTカーのパイプフレームは50パイ程度が標準の太さ
( くっ! なんでパイの記号が出ないんだ・・・)
対してF40は部位にもよるんだけど、多用されているのは16~20パイくらい
人間的な表現をすると、室伏広治のパワーをもった松本伊代・・・といったところでしょうか
私はブログだと、おもしろおかしく書くクセがありますが これは大袈裟でもなんでもありません
そのパイプフレームに、大胆にもファイバー製の外装パーツを張り込んでいる手法をとっています
(事故ったときのことなど全く考慮してません・笑)
フォレスター君は、以前TAISANレーシングでF40を走らせていたときのマシンの製作に関わっていました
そこでまずなにがおこなわれたかというと・・・
ジェイソンよろしく、サンダー片手に新車のF40の外装パーツを
かたっぱしから、フレームから切り飛ばす作業をしたのであります
それから太いパイプでロールゲージを組んで、あらためて外装パーツを張り込む・・・
その作業を繰り返していったわけです
なぜフェラーリが、あんなに細いフレームを選択したかわかりませんが
自転車に750ccのエンジンを積んだようなもんですから、そうとうエキサイティングな乗り味だとおもいます
あのパイプ太さは、以前見たカウンタックと同じ太さでした
F40の頃まで、イタリアン・スーパーカーは その手法を貫いていたようです
いい・悪いはともかく F40以後、手作り感はなくなって近代手法となっていくのでありました
そういう意味で、F40は 「最後のスーパーカー」 なのかな・・・とおもうのであります
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レッド&カーボン: http://carbon.art-studio.cc/ click please!!
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12.15.13:56 イメージが形になるまで |
今回のリップスポイラーのケースのようなものは
他のパーツのように購入して取り付けるケースとちがって
‘自分がデザインしたものが形となって装着される’という意味で
オーナーにとって感慨ひとしお・・・といったとこでしょう
ではオーダーメイドの際、オーナーはいったい何をすればいいのでしょう
この‘T-SPEC’カーボン・リップスポイラーが完成に至るプロセスをみてみましょう
まずこのオーナーは車ではありませんが、職業がデザイナーである・・・という点は
最初にお伝えしておかなければなりません。 その部分は他の人とちがうところです
この方 私にイメージを伝えるため、最初にこんなものを持ってきました↓
自作のテンプレートです
寸法やRなどが記載されていないものの、実物大の図面そのものです
いままで写真資料を持ち込んで来られた方はいましたが、図面を持ち込んで来た個人の人は初めてです
これ1つで、お互いの‘頭の中と頭の中のイメージの相違’はなくなりました
あとはF40を前にして言葉でやりとりしたり、紙と鉛筆を渡して書いてもらったりして
横断面等の打ち合わせをしていきます
これが打ち合わせ中に書いてもらったスケッチです
私が実車から取ったバンパー断面に、オーナーに横断面のイメージを入れてもらい
その上に私が、内部構造を書いて解説したりしたやりとりに実際に使用したものです↓
今回のリップとは直接関係のない、次回予定の冷却ダクトの絵もまじってます・・・
これらのやりとりが第一回目
そのあと熱を出しながら(笑) おおざっぱな造形をして第二回目の実車持込み打ち合わせをしました
このときの様子はブログに書きましたね
実物を見せてオーナーにデザインの確認をとることと
スポイラーとバンパーの合い面の調整を行うのが目的です
オーナーには 私がルーチン作業をしているあいだ お昼をとってもらい
近所の浜辺へ散歩してもらいました
みなさん日頃の忙しさから解放されて、浜辺で寝ころがっていたそうですw
これが第二回目
このあとは車なしのまま、いっきに完成までもっていきました
最後の3回目は装着予定でしたが、雨だったため別の場所で取り付けと相成りました
いかがですか? 実際のモデルケースをみると意外と簡単に感じられたんじゃないでしょうか?
自分で絵を書いたりできない人は(普通です)、たくさん写真を持ってきたり
好きなものをたくさんあげてもらえば、好みを把握しますので
ときどき確認をはさんで あとはおまかせで問題なくやることができます
‘T-SPEC’はこのあとも続きます
リップスポイラーはアンディアーモで発売予定です
ではまた
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