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カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

※現在、製作・販売業務は一切しておりませんのでご了承ください。また、再販予定もございません
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01.31.21:48

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  • 01/31/21:48

05.31.06:16

アウディのモデリング


たまには仕事の話でもしましょうかw

モデリングの話。 モデリングとは、造形のことですね


きのう渋滞で、となりにアウディTTが並びました
おかげで、じっくり観察できましたね



アウディっていうメーカーの車は どれも、とてもシンプルな面構成でできています

複雑でない、かんたんな面の組み合わせで成り立っています

言いかえると、CADに入力するデータの量が非常に少なく
価格の面で言うと、工数の少ない、開発費が安上がりなデザインの車ですw

それがアウディ・デザインの特徴です

日本車だと ここからさらに曲面を増やしていって
複雑な面構成にしていきます

工数多くすればカッコイイというわけでもありませんから
いいとか、悪いとかという話ではありません

スッキリしてるように感じるのは、そういう理由です
ドイツ人は、そういう面構成を好むのかもしれませんね

「アウディのデザインが好き」という人は
無意識にそういう部分にひかれているのでしょう

今回はカーボン職人としてではなく、モデラーとしての話題でした ^^



           

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02.14.12:29

ドライカーボン・ボンネット/リペイント


ドライカーボンボンネットの依頼が来た

40万円もしたというボンネット
しっかりした作り込みで、きちんとした会社で作られたものであろう


塗装は、部分的にひび割れが発生している

いままで見たことない現象・・・。






いやな予感がした


予感的中


カーボンパーツの再塗装の依頼は
たいがい下地処理のサンディングが甘く、剥離が進行していて

高圧のエアーをかけると、半分くらいは吹き飛ばすことができることが多いのだが
高価なボンネットだけあって、下地処理もしっかりしていた

まったくはがれない・・・


全面塗膜を擦り落とす作業となる。。。


ドライカーボンの場合 金属とちがって、ボイド(巣穴)をクリア層で埋めているので
層がかなりブ厚い。 すり落とすだけで大変な作業となる


左がカーボン層まで落とした状態


このカーボン層を痛めないようにしつつ、すべて落とさなければならないのだから
何日もかかる・・・


サンディングしながら、あることに気付く



クリアが2層に分かれているのだ


これはボイドを埋めるため、いったん樹脂を塗ってサンディング、
そのあとクリア塗料で塗膜を作っていった痕跡なのだろう


ヒビは、しっかりカーボン地まで到達している


凹凸の多いボンネットなので、非常にやりにくい・・・


ひたすらサンディングして全面はがす。そこから塗装

ふたたびボイドをつぶしながら、4回の中研ぎを入れてバフがけ




やっとここまでツヤを取り戻す


予想以上に下地でてこずって、時間単価300円くらいか・・・(苦笑)


ま・・・リペイントでそんなにもらえないからねw



          

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