忍者ブログ

カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

※現在、製作・販売業務は一切しておりませんのでご了承ください。また、再販予定もございません
RECENT ENTRY RECENT COMMENT

11.26.05:28

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 11/26/05:28

11.07.11:10

RTM工法(レジントランスファーモールド)


ひさしぶりに仕事の話をしますw
先日、一般の方から問い合わせのメールがきました


「GT-Rのボンネットの一部が白濁してしまった。修理可能ですか?」
という主旨の内容です


で、書かれていた文章に 「RTM工法で、ドライカーボンなのですが」
・・・とありました


まずここで1つ目の誤解があります


RTM工法というのはハンドレイアップの発展系です。つまりウェットカーボンに分類されます
RTMでドライカーボンというのは存在しません


一般の人には、わかりにくいですね。しかしこれがまた次の誤解につながります


「じょじょにではなく、いきなり白濁してしまった」
写真が添付してありました


結論から先に言うと、それはクリアゲルコートがカーボンから剥離したための白濁のようです
つまり、変色ではない・・・ということです


なんらかの衝撃が加わったため、剥離して白く変色したように見える・・・
こういう状況です


もしドライが変色するとしたら、経年変化で黄緑ががった色になるか
衝撃で表面のクリア塗装がはがれて白っぽく見えるかの2通りしか考えられません


写真でクリア塗装でないことは確認できましたのでドライ製品ではないと確定
つまりウェットカーボン製品であるということになるわけです


ドライカーボンというのはゲルコート処理ができません
ゲルコート処理ができるのはウェットカーボンだけです


ここでは、RTMかハンドレイアップかどうがは問題ではなく
「ゲルコートが使われている」・・・という事実です


そして、「修理できるかどうか?」・・・という質問になるわけですが
結論は、部分剥離を新品同様に復元することはできません


補修の場合、妥協が必要です。予算と相談して検討になりますね
残念ながら新品同様の仕上がりを求めるならば、新品を買うしか方法はありません


そしてもうひとつ重要なことは、一定以上の衝撃による剥離現象は避けられないとうことです
そして、それが透明なため目で見えてしまう・・・ということです


人間の体に一定以上の衝撃の衝撃が加われば、骨折は避けられないのと同じことですね
まぁ人間は、自然に治ってしまいますけど。。。


こういう場合、あきらめて車体色にしてしまうのも悪くはない選択とおもいますね
私がこう言うのもなんですが・・・w


                                      

       *     *     *     *     *     *



レッド&カーボン:  http://carbon.art-studio.cc/      click please!! にほんブログ村 車ブログ 車 カスタム・整備へ 

アクセス解析出会い
PR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
URL
FONT COLOR
PASS

確かにw
2009年11月07日土


"こういう場合、あきらめて車体色にしてしまうのも悪くはない選択とおもいますね"

それを言っちゃあ・・・(^^)

いやいや
2009年11月07日土

GT-R乗りなら新品のカーボンのボンネット

を勧めまふねw

正解です
2009年11月07日土

新しいボンネットにするようですw

  • レッド&カーボン
  • 編集

無題
2009年11月08日日

純正良く出来てますネ

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら