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04.22.06:50 [PR] |
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05.20.14:22 アスベスト訴訟 |
「アスベストによる健康被害被害に対して、大阪地裁は国による賠償責任を認めた」
とのニュースがかけめぐった
決して他人事ではないこのニュース
なぜならFRP製品では近年まで普通に流通しており、そして使用されていたからだ
よその同業者で使っていたりする事例を幾度も見てきたし
たぶん今も残っていたりしても不思議ではない
なぜアスベストを使うのかというと、透明なパテが作れるからだ
主に、カーボン製品の繊維の曲がらないコーナー部分の充填剤として使うのである
どうしてもほかの代替品の増粘剤では、白っぽくなってしまい
黒いカーボン製品には不向きなのだ
私自身はアスベストの危険性を知っていたので直接購入したことはない
しかし出張先でそれを使っている会社もあり
私自身、それしかないので仕方なく使ったこともある
出張先の作業者が、それをアスベストと認識していたかどうかは不明だ
商品名が‘アスベスト’ではないため、従業員は知らずに使っているケースも多い
工場周辺の住人にも健康被害がでてるというが
身近に使用してた人が肺がんや中皮種になったという話は聞いていない
個人差があるのか?
はたまた30~40年といわれる長い潜伏期間のため気づかないだけなのか?
樹脂にアスベストの粉(成分100%)を混ぜて、ぐるぐるかき混ぜてた彼らは
この先肺がんになるのだろうか? そして、その業界にずっといた自分も・・・
実際問題、アスベストの健康被害を言われたところで簡単に職業をかえるわけにもいかない
いい代替品が出るまで、使い続けるしかなかったという業者もいるだろう
ほんの数年前、発売が完全禁止になった。いまにいたってもいい代替品はない
入手できなくなったから、あきらめた・・・という業者は多い
使い続けてた人に、危険性の認識はほとんどないのだ
たぶん、マヒしてるんだろう・・・
建材などにもたくさん使われてきたアスベスト
代替品が出るまでグレーゾーンで作り続けたメーカーと、使い続けた業者
そしてメーカーから献金もらってたであろう政治家たちは
法改正にすぐ動かなかった
そこらへんが健康被害を言われ続けたにもかかわらず、長引いた理由であるのはまちがいない
その代償は大きい
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