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カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

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11.26.14:35

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  • 11/26/14:35

10.26.09:10

全力人生に乾杯! マルコ・シモンチェリ


24日から、ブログへの訪問者数が異常に伸びた
どうやらマルコ・シモンチェリの事故を検索した人々がやってきているようだ

彼の事故については、淡々と書いた
感情を込めた記述は、特にしなかった

もちろん、いちレースファンとしてショックは受けているし、
いろいろおもうことはある


私がまだ20代のとき、世界GPに参戦していた若井伸之君が亡くなった
カウルを作った縁で友人だった

彼の場合は、夜モーターランドというTV番組を観てて
「死亡」のテロップが流れたのが第一報だった

あのときのショックは忘れない


シモンチェリはライブ中継していたので、家族・友人・親しい人、
みんなが見てる前で轢かれたことになる

そのショックは計り知れない


自分もシモンチェリが好きだった。全力疾走するライダーだったからだ
来年、もっといい体制で望めるのが決定していたので、楽しみだった

非常に残念だ


しかし、若井君が亡くなったとき自分はまだ20代だったが、いまは50に近い
「死」に対する受け止め方も変わっていた


普通に生きていると、「死」を身近に感じることはない
みんな不死身なのかとさえおもうほど、死を忘れて日々を送っている


しかし実際、「死」というものは常に自分のすぐ隣にあるものだ
マルコは、それを自覚してた数少ないライダーなのかもしれない


ライダーは、気性の激しい人が多い
しかしマルコは、カメラを向けられると、どんなときも温厚な目をして手を振る


「死」を身近に感じている人は、人にやさしくなれるものだ
マルコの目から、それが感じられた


生きている人全員、視界から光が遠ざかっていく瞬間が必ず来る
それを予期している人は、会う人にやさしく接することができる


生前の若井君がそうおもっていたとはおもわない
しかし、彼は天然でそれを持っていた

会ったことはないが、マルコも同じタイプのような気がする


周囲の期待の星だった若井君は、その後 老けてしまった我々とちがい、
みんな記憶の中で、 いつまでも25歳のままだ。 うらやましい


マルコも24歳で最高峰クラスのヒーローのまま、みんなの記憶にとどまり続ける
カッコイイ


マルコ、心配いらない
向こうに行ったら、面倒見のいい若井君が待っててくれるよ


   


            

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Re:全力人生に乾杯! マルコ・シモンチェリ
2011年10月26日水

若井選手の死は、私も同じようにショックでした。

当時はケプラさんに納品に行っていたりしたので、
若井選手や坂田選手は、ほんとうに憧れでした。

事故がピットロードで起きたっていうのも・・・
ショックに拍車をかけました。

しかし、この言葉、
>「死」を身近に感じている人は、人にやさしくなれるものだ

その通りだと思います。

面識はありませんでしたが、やさしかったであろう
「彼ら」のことを、これからもずっと覚えていることでしょう。

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