カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

この話は、東京元麻布・仙台坂上のあるイタリアンレストラン「アバンティ」の
ウェイティング・バー常連である大学教授が、来ているお客さんたちの会話を盗み聞きする
・・・という設定のラジオドラマである


私は週末に この教授と同じように、来ているお客さんの会話の盗み聞きをすることとなった
バーではなく、温泉で・・・（笑）


私はそのとき、温泉の大きい「ヒノキ風呂」に浸かっていた
向かいにいた2人は会話から大学4年生のようだった




「取り消しじゃなくって、倒産でちゃったよ。とうとう・・・」

就職内定の話のようだ。近くの某大学生だった




「あ～なんで去年、病院の話断っちゃったんだろう・・・」

事情はよくわからないが去年、就職の話を蹴ってしまったことを後悔してるらしい




「今年はハナっから留年決めてる奴もいるよ。一回社会人にならなければ、新卒は有効だから」

う～ん、どうでしょう・・・そういう問題かなぁ




「でも、●●大卒じゃ たいした経歴にもなんないよなぁ・・・」

お、ちょっと冷静になったじゃん・・・ｗ



去年までは空前の売り手市場と言われた就職状況がいっぺんして
運命に翻弄される彼らを 気の毒におもう気持ちと、かわいそうだけどちょっとおかしい気持ちが交錯した

22歳の頭で必死になってるんだなぁ・・・と
そしてまた、旬な話題を盗み聞きしてる自分もおかしかった




君たち、気にすんなって。　俺なんて、高卒＆オジサンなんだぞ・・・