忍者ブログ

カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

※現在、製作・販売業務は一切しておりませんのでご了承ください。また、再販予定もございません
RECENT ENTRY RECENT COMMENT

11.26.00:27

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 11/26/00:27

08.03.23:37

読書感想文

世間が夏休みなんで、読書感想文でも・・・



だいぶ前読み終えてしまってた、太田選手の「クラッシュ」 
  また増刷でロングセラーだそうです




ひと言でいえば、人生観が変わります。たいがいの人は。
変わる・・・じゃないかな、いままで気づいてなかったことに気づかされます


「死ぬ」ということ、「生きる」ということ そして「幸せ」
日頃 漠然としたものが、具体的に描かれています


死の入り口まで行って、生きる選択をして引き返してきた太田さんを待ち受けていたのは
絶望という現実だった


壮絶な全身のヤケド治療。別人と化した自分の姿


自殺しようと必死に体を引きずり、病院の屋上の取っ手をやっと回して開けたとき
目の前の光景は、さらに太田さんを絶望へ淵へと追い込んだ


治療中の太田さんの目標は、「人間に戻ること」だった
そのスタンスから物事を見ている。 こんな本、ありえない・・・・


そんな太田さんが書いたこの本は
「夢は必ず叶う」みたいな自己啓発書なんて、いくら読んでも無意味に思える


みんなが遠ざけて考える「死」の瞬間についても、まったく怖いものと無縁のようだ
生きることのほうが、よっぽど大変なのだと思わざるを得ない


この本のもうひとつの読みどころは、太田さんがレーサーだということだ
レーサーという人種は、あらゆることの状況判断を、客観的に下そうとする性がある


太田さんは、「死の入り口」に引きずり込まれた炎上中状況を
夜中、自分でビデオを回して分析をはじめるのだ


あのとき聞こえた「音」、「声」、「あらわれた死神らしきマントの男」


いつ、どの時点で あの音が聞こえてきたのか必死で分析をはじめるのだ
これらの行動は、レーサーならではの視点といえよう


そんな太田さんが生きる希望が持てたのは、やはり家族の愛情だった
いちど死んだ男が書いた、生きる喜びの本。 ほかに見当たらない一冊だ




       *     *     *     *     *     *



レッド&カーボン:  http://carbon.art-studio.cc/  click please!! ブログランキング・にほんブログ村へ
 

アクセス解析出会い

PR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
URL
FONT COLOR
PASS

無題
2010年08月04日水

テレビと雑誌で見ましたが本は初めて知りました。
数軒回ってみたんですがなかなか本屋さんに売ってないもんですね。


2010年08月04日水

テレビと雑誌があるんですか?
本屋数軒まわるより、アマゾン利用したほうが楽ですよ

  • レッド&カーボン
  • 編集

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら