カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

• 04/23/07:56

入院したあと、執刀医から手術内容の説明を受ける
全身麻酔とな・・・

手術前日の夜からだったっけか？　飲食禁止

当日、手術自体は「たかが鎖骨手術、早くやって」の心境だったが
全身麻酔には不安があった

「目、覚めなかったらどうしよう・・・」

午後４時
「順番です」・・・と、呼びにきた看護婦さんに連れられ
エレベーターに乗り、手術室の前へ

手術受けないことには水すら飲ませてもらえない
不安は「飲みたい・食いたい」の２つ欲求に吹き飛ばされる

そそくさと中へ

こういうとき、近眼はいい
メガネつけてないからよく見えないので、不安も薄れる

なんか、あわただしい
日程がたて込んでいるのか？

「そのベッドに仰向けで寝てください」
指示に従う

「なんか人、多いですね」　
ぼんやりした視界越しに　私は、そう言った

「ええ、特別サービスです♪」　スタッフの人は、そう答えた

たぶん、研修でたくさん来てるんだろうなぁ・・・・













「近藤さん！　近藤さん！」

たたくような・・・　揺り起こすような・・・　

激しく体を揺さぶられ、私はぼんやり目を覚ました



「手術、終わりましたよ！」　大きな声をかけられる

あぁそうか・・・　手術受けてたんだっけ・・・


また眠ってしまった

気づいたら病室に戻っていて、呼吸器をつけられていた


呼吸器がうっとうしくて外そうとした

「つけてたほうが、息 楽だよ」　かーちゃんの声がした


かーちゃんがいるってことは、まだ８時前なのか・・・

そうか、手術終わったのか・・・。　あらためて、そうおもった


「なんか人、多いですね」って、手術台で会話したあと
プッツリ記憶がなかった

もし目を覚まさなかったら
死ぬってああいう感じで、この世とお別れになるのかなぁ・・・
と、おもった




　　　　　　　　　　

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• 03/19/13:29
• 日常的な話
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