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カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

※現在、製作・販売業務は一切しておりませんのでご了承ください。また、再販予定もございません
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11.28.10:32

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  • 11/28/10:32

10.20.22:13

悲しい連休

1993年5月1日 

友人だったバイクレーサー
若井伸之」君の訃報をテレビで知る

その日、いつものように
TV東京の番組‘モーターランド’を見ていた

鈴鹿のWGPの録画がオン・エアされる日だった

鈴鹿に招待してもらってたのに
独立したての私は、忙しくて行くことができなかった

「決勝当日はコケちゃったよ」
結果は聞いて知っていた

テレビでは、各ライダーの決勝前のインタビューが映し出されていた

「おっ、若井君だ」
今シーズンから250ccにステップアップした彼に、みんなが期待していた

彼がインタビューに答えているとき、画面の上にテロップが流れた

「若井選手は、スペインGPで事故により他界いたしました。ご冥福をお祈りいたします」

「!」

その後、番組は普通に進行していた
あわてた私は、知り合いに電話する。彼のカウルを一緒に作ったMさんだ

「もしもし・・・」

「えっ!」

Mさんも知らなかった。そして四方八方に電話をかけた

Mさんからの電話が鳴った
「まちがいない・・・いま、WOWWOWで追悼番組やってる」

所属チーム代表の福島さんは、いち早くスペインに飛んでいたので
詳細はまったくわからなかった

みんな、放心状態だった・・・

鈴鹿が終わったあと、若井君から1箱の宅急便が届いていた
割れたガンマのカウルだった

無言の修理依頼だった

彼が鈴鹿で転んで割ったカウルが、私の遺品となった

GWはレースウィークでもある
その1年後の同じ日に、target="_blank">セナさんが亡くなった

レースへの想いが、急速にしぼんだ時期だった

私にとってGWは、いちばんいい季節の連休でもあり
そしてちょっと物悲しい季節でもあるのです


P.S:若井君の特徴をとらえたかわいい人形ですね。すばらしいです、これ
    http://hw001.gate01.com/clayriders/wakai.html


      *     *     *     *     *


 レッド&カーボン: http://carbon.art-studio.cc/
        または:  http://www.カーボン職人.com/
 

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