11.25.08:36 [PR] |
11.04.08:44 3プライの謎 |
たまにバイク雑誌をながめます
広告欄の小さい文字がいらつく今日この頃w
F.R.P製品の広告を眺めていると、
3プライ って文字が書かれているのに気づきました
・F.R.Pシングルシート 3プライ ・・・とか
・3プライだから丈夫! ・・・とか という表現ですね
この表記に疑問が生じます
・買う側に人には、どういう風に伝わっているのか?
・広告打ってる人は、どうおもっているのか?
・・・です
一般的に、F.R.P と表記されている製品は
チョップド・ストランド・マット(CSM)とよばれるガラス繊維を使っています
写真のようなものですね
長い1本の束のガラス・ロービング↓を
一定の長さにカットして、上からパラパラ降らせながら
バインダーという糊のようなものを吹き付けて、塊にしています
‘チョップド’とは、そういう意味です
逆に言うと 降らせる量によって、厚みを変えることができるわけです
上記バイクパーツ、またはエアロパーツで指しているのは、一般的に
#450のCSMを指しているとおもわれます
CSMは1m幅のロール状になっています
#450というのは、1㎡あたり450gのチョップである・・・という意味です
ここで、「ほお~」と、おもった同業者の方もいるとおもいます
#450、1種類しかないとおもってる人も多いからです
これは出身の会社が#450のみだった場合、特に疑いも持たず、
バイク・エアロをやっているだけなら、困ることもあまり無いからです
実際は既製品で #230、300、380、450、600、900
私が把握しているかぎり、CSMだけでこれだけ存在します
だからひとえに3プライ(3層)といっても #450×3プライ と
#900×3プライ では単純に倍の厚みのちがいが生じます
わかりやすく言うと、#450の3プライは 3mm弱
同じ3プライでも#900を使うと 6mm近くになるということです
6mmといえば、メス型ですねww
3プライという表記の疑問とは、こういう意味です
広告に使っているほうが知らないのか、暗黙の了解なのかわからないですが
よくわからない表記方法ですね
ちなみに私は、カーボンファイバーを多用するので、#450は使ってません
CSMで使うのは基本的に #380、#600 の2種類です
バイクカウルだと、#230なんかも使いますね
どうですか。1プライといっても、いろいろとあるわけです
CSMが㎡当たりの値段ではなく、kg当たりの価格なのは
そのせいなんですよ
オタクの広告、ただ3プライって書いてませんか?
みたいなww
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