忍者ブログ

カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

※現在、製作・販売業務は一切しておりませんのでご了承ください。また、再販予定もございません
RECENT ENTRY RECENT COMMENT

11.25.13:26

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 11/25/13:26

12.21.22:27

未体験ゾーン


土曜日は仕事の区切りがついたので、午後は久しぶりにマグザム・ジーラを磨いていた

28日走り納め前に、少し汚れを取っておこうとおもって・・・





どうでもいい余談だけど、私はバイクを水洗車したことは一度もない

今回もポリッシャーでバフ掛けしていた




すると・・・・・






「ちわ~」









でたっ! フォレスター君。 予告なしに現る




このブログではいつも酔っ払いで登場なんですが、彼の名誉のために言っとくと

かつては生粋のフォーミュラ畑のメカニック。 スーパーアグリのチーフメカだったのよん♪




車はやりつくしたので、現在は機械設計をしとります

正月実家に帰る前に、私のところに立ち寄ってくれたわけ・・・




この日はもちろんシラフだったので、世間話をいろいろしたわけですが

ま~いろいろとあるもんです、業界裏話。 じつに興味深い話が聞けました





今年のことを聞かれたので、私が

「今年RS200という車をフラットボトムにしてダウンフォースつけてあげたよ」と話したら


「それは一般人で最初にベンチュリー効果を体感した人ですね、きっと」・・・とフォレスター君





たしかに・・・そうかもしれない。 ああいうのは一般車では普通ありえないから

前人未到の未体験ゾーンですね^^)






                                      

       *     *     *     *     *     *



 レッド&カーボン:  http://carbon.art-studio.cc/      click please!! にほんブログ村 車ブログ 車 カスタム・整備へ 

アクセス解析出会い
PR

10.05.01:17

自動車の空力・その2


前回の続きです。 まず理解しやすい‘空気抵抗を減らす’

こちらの例をあげてみます





これは先日、最高速の世界記録を出した自転車の映像です






130km台をマークしました。 すんごいですね



脚力も並大抵ではないですが、カウリングに注目してください

空気の壁を切り裂き、かつ 車体うしろの空気を乱さない形状となっています





新幹線や旅客機の胴体部分もまた同様の理由です

上から見て、ティアドロップ形状が理想的です





このような形状については、一般の人でも理解しやすいことだとおもいますので

次の段階に話を進めます。今度はダウンフォースの話です





車のダウンフォースを説明する前に、シンプルな飛行機を例にとってみましょう





先ほどふれた旅客機は、前進するために空気抵抗を減らす胴体形状をしています

機体を上昇させるためにはアップフォースが必要となるため翼がついています





この翼は前進するためには抵抗物となりますが、上昇させるためには必要不可欠なものです

翼は下側と上側で空気の圧力差が生じます。だから上昇するわけです






飛行機は空を飛ぶため、アップフォースを発生するウィングがついていますが

車はその逆で、軽い車体とタイヤグリップを最大限に生かしラップタイムをあげるため

ダウンフォースをつけます
(※ダウンフォースは最高速狙いとは相反するもので、抵抗となります)





ここでポイントです


水は高いトコから、低いトコへ流れます。 これは普遍です

空気の場合、気圧の高いところから低いところへ流れます。 これも普遍です





天気予報にたとえると

気圧の高いトコと、低いトコが隣合わせになるから風が吹くわけです

低気圧が高気圧側の空気を吸い込んでしまうからです





等圧線の間隔狭いとこほと、強い風が吹く場所になります

圧力差が流れをおこすのですね





翼の場合、上側の流れが速くなるため、気圧が低下します

そのため上側で吸い上げる力と、圧力の高い下側からの押し上げる力で

スピードが増すほど、グングン上昇していきます





気圧差の身近な例では、こんなこともいえます


車の中でタバコを吸って 窓を少し開けると、タバコの煙は外へ出て行きます

これは流速の速い外側のほうが気圧が低いため、吸い出されてしまうのです





RS200はフラットボトム化に際し、2重底になっています






オーナーさんから、「中に空気が入っていかないのか?」と、ご心配を受けましたが

理由は上記の通り、外に吸い出されていくため ドライブトレーンの放熱には都合がいいわけです



もちろん吸い出された分、どこからか入ってきますけどね





【Piont】 流速の速いところが圧力低下をおこす⇒吸い込む力が発生する

フラットボトムでは、その理屈を使って車体を地面に吸い付けているわけです (ベンチュリー効果)

これはウイングと同様に、スピードが増せば増すほど効果は増大していきます





もしコーナーでトラクションを失わなかったら、アクセル全開でコーナーを回ることができます

実際そんなことはできないですけど、車のダウンフォースはそれに近づこうとしているわけです





そのほかに、車には負圧が発生するポイントが必ずあります。 それは車体後部とタイヤの後ろ側

ここの整流効果を高めることで空気抵抗減らすことができます





それを積極的に高めたのが、デフューザーやボルテックスジェネレーターです

この辺も きっちりおさえていけば、あなたの車は更に安定感を増すでしょう





ただパーツを取り付けただけでは、抵抗増と重量増におわってしまいますが

空力チューン、ツボをおさえれば満足度200%です。 がんばってやってみてください




空力の話、かんたんですが以上です



                                      

       *     *     *     *     *     *



 レッド&カーボン:  http://carbon.art-studio.cc/      click please!! にほんブログ村 車ブログ 車 カスタム・整備へ 

アクセス解析出会い