11.25.16:41 [PR] |
01.26.00:14 いざ幕張へ:プレスライダー編 |
息子が突然「ベイブレードの大会に出たい!」と言い出した
ベイブレードとは、コロコロコミックとタイアップしたタカラトミーのべーゴマのこと
告知を見ると、最寄りの大会は‘名古屋大会’と‘東京大会’
東京大会と言いつつ、実際は千葉の幕張メッセ。 どこが東京やねん・・・
「そんな遠いトコ行けるか!」 最初は家族全員で反対したものの
「思い出のひとつも作っとくか・・・」 そう思い直して行くことに決めた
一度は「遠いぞ」と言って断念させたものですから、いかに遠いか実感させよう・・・
そんな意味で、一般道メインで行くことにしたのです
東京大会へ、息子と2人で1泊2日の遠征です
息子は「優勝するぞ」と、朝日を浴びながら やる気満々です
親子でレースを転戦する人の気持ちがわかるような気がしました。 なんだかわくわくします
三島市街を抜け、箱根へ突撃。 さあ~行くぞ!
有料:箱根新道へ
箱根を降りて、西湘バイパスへ
天気は曇り気味の晴れ
通るたびいつも気になる、おしゃれな家並みと墓地。 不思議な景観
このままアンディアーモへ打合せで寄る。 本日の私の仕事は、これにて終了
あとはメッセをめざすのみ
「下なら1号線で行くといいよ」と言われ、進路をとる。 ナップスってここだっだのか・・・いつか来よう
横浜新道へ乗り、首都高横羽線へ
この道はプレスライダーをしていた頃の自分の戦場だった
なんども走り込んだ記憶が蘇る。 ならば記憶があるうちに
いままで人に話したことのないプレスライダー独特のテクニックを書き残しておきましょうか
はじめにお断りですが、こんなテクニックは周りの迷惑以外のなんでもないものです
ただ 事故らないテクニックとして、いざというとき応用できるかもしれません。参考程度に・・・
彼らは急ぐために‘すり抜け’が上手です。 それにはコツがあるのです
それは 「絶対に、前走車の真後ろにつかないこと」 この1点に尽きます
目の前に必ず‘エスケープゾーン’をつくっておくことです
フルブレーキング状態になっても、絶対にオカマを掘らないだけのスペースをあけておくのです
そのため前にいる車の動きに合わせて、自分のポジションをとります
こんな感じで↓
このポジション取りを無意識でできるようになるまで練習して体に浸み込ませます
抜かれることはまずないので、前だけに集中していいでしょう
それからミラーを含めたハンドル周りの感覚をしっかり叩き込んでおきます
2トントラックなどがミラー同士当たる場合、ぶつかる直前にフロントブレーキを
‘チョン’とかければフロントフォークが沈み、トラックのミラーをくぐらせてかわすことができます
長いトラックは特に巻き込まれやすいので、パスするチャンスがきたときに
‘ズバッ’と一瞬で抜き去ります。 だらだら追い越しをかけるのは大変キケンです
それからトラックは、横からゴムロープがビラビラしていることが多いのでからまないように注意します
私は一度 コーナリング中にロープがハンドルにからまったことがありました
トラックはアウト側、イン側にカローラみたいな平凡な乗用車
私はその間のセンターライン上・・・。 抜こうとしたそのときです
トラックと同じ速度で並んだまま車体を足で蹴り飛ばし、ゴムをひきちぎって難を逃れたことがあります
時速80kmくらいでした。 実話です
それと首都高特有のアウト側のチカチカ点滅するランプは、絶対に見ないようにしましょう
おもしろいほどそちらに吸い込まれます。 目線は先へ
いまではスクーターを使ったりする軟弱系プレスライダーも増えたようですが
ロードバイクに乗った本当に速い人に勝負を挑むのはやめたほうがいいです
彼らはコースを熟知しており、路面のギャップがどこにあるかまで把握してたりしますから・・・
首都高はバイクにとってリスクが多すぎです
路肩もまったくないですし、壁が低すぎます。転落する人だってたまにいます
バイクは命懸けで乗るもんではないです。 いまだから言えますけど・・・
そうそう、こんなこともありました。 大田区から13号地(いまのお台場)に抜ける
海底トンネル内の追い越し車線をかっ飛んでいたら、急に失速。 一瞬パニック状態に・・・
あわててクラッチを切った次の瞬間、ガス欠だと判断
すぐさまコックをリザーブに切り替えて難を逃れました。 右側コックでよかった・・・
トンネル内もエスケープゾーンのない、大変キケンなポイントです
気をつけましょうね
つづく
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