カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

• 04/18/17:53

２夜連続ドラマ、「LEADERS/リーダーズ」観ましたか？



号泣です

号泣ハンズです（T＿T)


観たってことで話を進めます

トヨタ自動車の創業者をモデルにしたドラマです
事実になぞらえて描かれています

トヨタってのは、もともと機織り機メーカーです
たしか鈴木自動車もそうです

オヤジが機織り機で財を成した息子が
「これからは自動車だ。自動車が日本に希望を与える産業になる」
との信念に基づき、自動車メーカーを立ち上げ、それに人生を捧げた話です

主人公の佐藤浩市さんは「愛知佐一郎」の役
技術者です

技術者の創業者っていうのは、２択をせまられます
「経営者」となるのか、「技術者」のままで行くのか

佐一郎は「日本に希望を与える」「社員は家族だ」という人物
なので会社を大きくしていく方向で舵を切ります

必然的に経営者となり、売ることを得意とするパートナーを招きます

ホンダでいえば、技術屋の本田宗一郎さんが
お金勘定と販売が得意な藤沢さんを副社長に招いたのと一緒ですね

会社は大きくなり、資金繰りで銀行や労働組合との板ばさみになります

まったく格がちがうので恐縮ですが、私も技術者です

経営者となり、資金繰りや従業員の管理で頭を悩ませるのは
まったく自分の意と反する方向になるのが嫌で、ずっと１人でやってます

戦争をはさんでのストーリーですので、GHQやら出てきて
想定外のことで翻弄されます

会社は日銀に管理下に置かれ、１６００人のリストラを迫られます

秘密裏に行なわれたリストラ対象者リストが労働組合にバレ、
暴動が起きます

ずっと「従業員は家族だ。誰一人切ることなんてできない」
と言い続けてきた佐一郎

しかし、リストラしなければ日銀のバックアップは白紙
断腸の想いでリストラを決定します

その際　自分も責任を取ると、社長を辞して会社から去ります
そして自分が興した会社を去ったあと、まもなく佐一郎は亡くなります

佐一郎の葬儀がラストシーン

理想が高く、自動車産業で日本のみんなを救おうとした佐一郎
私はそこまで器の大きい人間ではないので、彼の本意はわかりません

技術者の目から観たならば
雇い入れた従業員は暴動を起こし、資金繰りに振り回された
彼が気の毒でなりません

ただただ、いい車を作って
みんなを笑顔にしたかっただけだとおもいます

私が会社経営に魅力を感じないのは、こういう苦悩は自分の人生じゃない
と感じているからです

ひたすらモノと向き合い、情熱を注ぎ続けたい。もっとレベルの高い仕事がしたい
私には、それ以外の要素は邪魔でしかないのです


モノ作りは素晴らしい

それは数字でしか評価しない銀行屋さんにはわからない
人生を賭けるに値するものがそこにある

自分の作ったもので日本を豊かにしようとした
技術者がいたことに頭が下がります

主演の佐藤浩一さん、素晴らしかったです

あと　山口智子さん、キレイでしたｗ


あ、そうそう。トヨタがもともと機織り機メーカーだったといいましたよね

あくまでも私の想像ですが、トヨタ自動車は
おそらくカーボンファイバーの研究も独自に行なっているとおもいます

プレス鋼板のボディをカーボンファイバーで量産できないかと
虎視眈々と研究しているとおもいます

レクサスLFAは、その布石だとおもいますね

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• 03/24/12:24
• 日常的な話
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