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カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

※現在、製作・販売業務は一切しておりませんのでご了承ください。また、再販予定もございません
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05.19.23:47

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  • 05/19/23:47

10.20.19:07

カーボン・ケブラー

今回はカーボン・ケブラーのお話です
(以下、カーボン・ケブラー=CK)

見える部分にカーボンを使うのが
好きな人はたくさんいる

さらに、ボンネットの裏側とかに
CKを使いたがる人もまた、多い

フェラーリF40などが使っているせいもあるだろうが、
普段見えないボンネット裏側に、アクセントとして使いたいのだろう

薄暗いボンネットの中は、真っ黒なカーボンよりも
ブラック&イエローのCKのほうが、確かにおしゃれな感じがする

見た目ではなく、機能的な話をすると最終積層にCKを使うのは好ましくない

なぜかというと、車やバイクはクラッシュするからだ
クラッシュの後、補修をして使いたいならば ケブラーが表面にあるのは始末が悪い

路面にこすれてボロボロになったケブラー繊維は、綿ボコリのようになって
とても補修どころではない

素材的には ひっぱり強度が抜群で、バイクのグローブの縫い目とか、
防弾チョッキに採用されている

ケブラー・クロスを切ると、2〜3回でハサミは切れなくなる
だから毎回研がねばならない。すさまじい繊維である

でも、できることならばケブラーやCKは できるだけ表面には出さず、
中間層で使用してほしいものだ

最終層に使用するのは、「渡り蟹のパスタ」みたいなものだと私自身は思っている

渡り蟹のパスタを頼むと、甲羅が乗っかってくる。誰ひとり甲羅を食べたりはしないけど、
飾ることによって「渡り蟹使ってます」と無言で語りかけてくる効果がある

「目で味わう」ためについてくるのだ

一方、CKも同じで「CK使ってます」と「目で速さを感じてもらう」ためのものなのだ
別に普通のカーボンでもかまわないけど、ここではカッコよさが重要なファクターとなる

しかし代償として、補修はやりにくいか、不可能となってしまう
まぁ、フェラーリオーナーなら 即、新品に交換なのかも・・ね



      *     *     *     *     *


 レッド&カーボン: http://carbon.art-studio.cc/
        または:  http://www.カーボン職人.com/
 

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