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カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

※現在、製作・販売業務は一切しておりませんのでご了承ください。また、再販予定もございません
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05.06.16:55

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  • 05/06/16:55

10.20.21:54

権限

オーダーメイドというのは依頼主が存在します
つまり、お金を払う人のことです

業者であったり、個人だったり

お金はあるけれど、自分では作れないため
業者に依頼するわけです

で、ウチの場合 カッコよくしたいから
依頼してくるわけです

それがカタチであったり、カーボンを使ったり
オーナーの希望に沿って作られるのです

でもオーナーはカッコ最優先で注文をつけてくるので
いろいろな面で不具合が生じるのです

建築でたとえると
「そんなとこに柱があるとカッコ悪いから取ってくれ」とか
「この壁をぶち抜いてくれ」とか・・・

先ごろ、耐震偽装問題で有名になった某マンションをニュースで見たら
玄関を開けるといきなり、だだっ広いリビングがありました

オーナーは「これが気に入って買ったんです」と語っていた

この映像を見たとき、技術系の私は
「あんな広い空間に柱も体力壁もなくて平気なのか?!」とまずおもいました

結局、平気じゃなかったわけですけど・・・

柱や壁をとっぱらってしまえ的な発想はデザイン関連でも一緒です
でもダメなんですよ・・・取っちゃ

デザインは無限で自由なのだけど、一定の制約の中での自由なんです

「みっともないからあの斜めの柱取ってよ」って言われても
「ハイ、わかりました」って言ってはいけないんです

ここできちんとオーナーの意見に
NOと言っておかないといけないんです

あとから問題が発生したときにクレームをつけてくるのもオーナーなのです
自分で「そうしてくれ」と言った人間と同一人物なんです

注文主の意向に沿っていながらも
ダメな部分は修正案を提示していかないとマズイわけです

最終権限は注文主ではなく
あくまでも専門家でなくてはならないわけです

このあたりは、お客様にもご理解していただかないと
お互いが不幸に陥ってしまうのです


      *     *     *     *     *


 レッド&カーボン: http://carbon.art-studio.cc/
        または:  http://www.カーボン職人.com/
 

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