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カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

※現在、製作・販売業務は一切しておりませんのでご了承ください。また、再販予定もございません
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04.28.01:00

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  • 04/28/01:00

10.20.19:01

複合材料の話

GW真っ只中です。沼津はいい天気です
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

私はGWとはまったく関係なく
作業場でブログを書いています

ちょっと前に「あれ・・・?」という
複合材料についての話を書きました

で、今回はその延長線上のお話です

一般的なウエットカーボン製品というのは、主に
「不飽和ポリエステル樹脂」というスープを使ってます

それに対して、ドライカーボンと呼ばれるものは、主に
「エポキシ樹脂」というスープを使います


と「あれ・・・?」のときに書きました

ここで注目して欲しいのは主にという部分です
以前はラーメンの麺とスープの関係についてたとえたわけですが

麺にも太さはいろいろあり、またスープもさまざまな種類のスープがあります
これは目的に応じてコンビネーションを変えているわけです

複合材料も同じです

カーボンファイバーのヤーン(繊維の束)は、太さに種類があります
みなさんが一般的に目にするのは、3Kとよばれる繊維の太さです

これを規則的に十文字に編んだものが平織り
2〜3本とばしに編んだものが綾織りとよばれています

この3Kのカーボンクロスの厚さは、およそ0.2mm
1mmの厚さにするには5プライ(5層)する必要があります

カーボンだけでも数種類の太さがあり、織り方にもいろいろあり
繊維のバリエーションだけでも相当あります

そこにさまざまな種類の樹脂が含浸されることになります
上記に書いた2種類は自動車に関して一般的なものを書いたわけです

目的に応じてチョイスし、コンビネーションを検討します
クルマは氷山の一角にすぎません

近年では、環境に配慮した
人体にやさしいものを優先したりする傾向がでてきています

これらは研究が進み、ISOなどを取得している大手企業などから順に導入され
一般化していくことでしょう


      *     *     *     *     *


 レッド&カーボン: http://carbon.art-studio.cc/
        または:  http://www.カーボン職人.com/
 

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