11.25.13:22 [PR] |
10.03.13:12 ドライカーボンとウェットカーボン/その3 |
ドライカーボンとウェットカーボン 第3回目
引き続き、クルマ・バイク好きの方を対象とした解説をしていきます
クルマ・バイクのアフターパーツとして、出回る商品は
ほぼこの3種類
・ウェットカーボン → ハンドレイアップ
・ドライカーボン → 真空バッグのみ
→ 真空バッグ+オートクレーブ
前回、説明した通り ウェットカーボンのみゲルコートがあります
ゲルコートのあるカーボンは、艶やかな光沢があるのが特徴ですが、
「光沢がキライ」・・・という方も多いとおもいます
レース車両が好きな方に多いですね
これはドライカーボンの真空バッグのみで成型した風合いを好んでいるということです
ウチで作ったTさんのF40・リップスポイラーです
写真だとわかりづらいんですが、これはウェットカーボン製品に
艶消しのクリアを塗装したものです
ドライカーボン/真空バッグ成型品の風合いを模倣したわけです
なぜドライカーボンに艶がないかというと、ゲルコートがないからで、
カーボン繊維がむき出しになっているからですね
オートクレーブ無しだと、カーボンのクロス目がボイド(巣穴)となって表れます
これが「レーシングカーっぽくて好き」という嗜好となるわけです
ドライカーボン/真空バッグ+オートクレーブ を本来必要とするものは、
レーシングカーのモノコックくらいです
真空バッグでかけられる圧力は、最大1気圧ですが
オートクレーブたと20気圧くらいまでかけることができます(通常は5気圧程度)
モノコックシャーシーに限っては、安全性を高めるために使う必要があるからで、
レーシングマシンでも、その他のパーツでは使ってません
ですが・・・ストリートパーツでも使われています
これはボイド入りの商品を嫌って、わざわざ加圧してボイドをなくして市場に出します
同じドライカーボンでも、好みが分かれて
ボイドの入った枯れた風合いが好きな人と、艶のあるほうが好きな人がいるということです
めんどくさいですねw
もし欲しいドライカーボン製品があって、
標準仕様がツルッとしたタイプだったとします
それがイヤな場合、「オートクレーブかけないで作れませんか?」
と、問い合わせてみるのもいいかもしれません
融通の利く業者なら、やってくれるとおもいますよ
その逆は、設備の問題で無理だとおもいますけどね
ちなみに、どちらもゲルコートがないので
日光に当たると、どんどん黄緑色の変色が進行して行きます
それが嫌な人は、クリア塗装するか 男らしく色を入れてしまいましょうw
〔番外〕
話が少しそれてアフターパーツではないですが、
たしかGTRの純正ボンネットでRTM成型のものだったとおもいます
これはここに分類されます
・ウェットカーボン → ハンドレイアップ
→ 真空バッグ有 (RTM ,インフュージョン等)
・ドライカーボン → 真空バッグのみ
→ 真空バッグ+オートクレーブ
これらはアフターパーツと関係ないし
専門的で、あまりクルマと関係ないので 今回は割愛
あ・・・あと、もうひとつおまけに
コルベットのボディは、スプレーアップ(カーボンではないですけど、クルマつながりで)
これは、ここに分類されます
・ウェットカーボン → ハンドレイアップ, スプレーアップ
→ 真空バッグ有 (RTM ,インフュージョン等)
・ドライカーボン → 真空バッグのみ
→ 真空バッグ+オートクレーブ
スプレーアップは、船でよく使われる技法で、クルマではめずらしいです
ま・・・クルマでもコルベットくらいですけど
重く、ゴツくなりがちなので、自動車向きではありません
RTM、スプレーアップ、 どちらもアフターパーツで使われることはないです
引き続き、クルマ・バイク好きの方を対象とした解説をしていきます
クルマ・バイクのアフターパーツとして、出回る商品は
ほぼこの3種類
・ウェットカーボン → ハンドレイアップ
・ドライカーボン → 真空バッグのみ
→ 真空バッグ+オートクレーブ
前回、説明した通り ウェットカーボンのみゲルコートがあります
ゲルコートのあるカーボンは、艶やかな光沢があるのが特徴ですが、
「光沢がキライ」・・・という方も多いとおもいます
レース車両が好きな方に多いですね
これはドライカーボンの真空バッグのみで成型した風合いを好んでいるということです
ウチで作ったTさんのF40・リップスポイラーです
写真だとわかりづらいんですが、これはウェットカーボン製品に
艶消しのクリアを塗装したものです
ドライカーボン/真空バッグ成型品の風合いを模倣したわけです
なぜドライカーボンに艶がないかというと、ゲルコートがないからで、
カーボン繊維がむき出しになっているからですね
オートクレーブ無しだと、カーボンのクロス目がボイド(巣穴)となって表れます
これが「レーシングカーっぽくて好き」という嗜好となるわけです
ドライカーボン/真空バッグ+オートクレーブ を本来必要とするものは、
レーシングカーのモノコックくらいです
真空バッグでかけられる圧力は、最大1気圧ですが
オートクレーブたと20気圧くらいまでかけることができます(通常は5気圧程度)
モノコックシャーシーに限っては、安全性を高めるために使う必要があるからで、
レーシングマシンでも、その他のパーツでは使ってません
ですが・・・ストリートパーツでも使われています
これはボイド入りの商品を嫌って、わざわざ加圧してボイドをなくして市場に出します
同じドライカーボンでも、好みが分かれて
ボイドの入った枯れた風合いが好きな人と、艶のあるほうが好きな人がいるということです
めんどくさいですねw
もし欲しいドライカーボン製品があって、
標準仕様がツルッとしたタイプだったとします
それがイヤな場合、「オートクレーブかけないで作れませんか?」
と、問い合わせてみるのもいいかもしれません
融通の利く業者なら、やってくれるとおもいますよ
その逆は、設備の問題で無理だとおもいますけどね
ちなみに、どちらもゲルコートがないので
日光に当たると、どんどん黄緑色の変色が進行して行きます
それが嫌な人は、クリア塗装するか 男らしく色を入れてしまいましょうw
〔番外〕
話が少しそれてアフターパーツではないですが、
たしかGTRの純正ボンネットでRTM成型のものだったとおもいます
これはここに分類されます
・ウェットカーボン → ハンドレイアップ
→ 真空バッグ有 (RTM ,インフュージョン等)
・ドライカーボン → 真空バッグのみ
→ 真空バッグ+オートクレーブ
これらはアフターパーツと関係ないし
専門的で、あまりクルマと関係ないので 今回は割愛
あ・・・あと、もうひとつおまけに
コルベットのボディは、スプレーアップ(カーボンではないですけど、クルマつながりで)
これは、ここに分類されます
・ウェットカーボン → ハンドレイアップ, スプレーアップ
→ 真空バッグ有 (RTM ,インフュージョン等)
・ドライカーボン → 真空バッグのみ
→ 真空バッグ+オートクレーブ
スプレーアップは、船でよく使われる技法で、クルマではめずらしいです
ま・・・クルマでもコルベットくらいですけど
重く、ゴツくなりがちなので、自動車向きではありません
RTM、スプレーアップ、 どちらもアフターパーツで使われることはないです
* * * * * *
レッド&カーボン: http://carbon.art-studio.cc/ click please!!
PR
- トラックバックURLはこちら