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カーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」

※現在、製作・販売業務は一切しておりませんのでご了承ください。また、再販予定もございません
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11.25.06:29

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  • 11/25/06:29

06.25.09:13

カーボン・コンポジット


コメント欄のいろんな場所に、読者のフランケンさんが
質問攻めしてきて困ってますwww

ま・・・そんなわけで、それにまつわるカーボンの話



まず車の車体に関して、 「カーボンはどうなのか?」 という質問

A. わかりませんwwww


カーボン車体の車っていうのは、いくつかのメーカーがリリースしてきてますが
ぱっと見、どれも 車のカタチ をしているんです。当たり前ですが

問題は、カーボンの内側がどうなっているかが問題なんです


カーボン・コンポジット(carbon composite)
つまり内部構成が問題なんです

外から見てカーボンというだけでは、それがぺらっぺらの薄いカーボンなのか
ゴッツいハニカムが入ったカーボンなのかわからない

だから「設計した人間でしかわからない」・・・ということです


私に聞かれても、ボディを切開するわけにもいかないので
お答えできないということですね


だから・・・

答え. わかんねー (--) ですwww


その見た目でわかんねーものを判断する材料として
ブランドを信用する

という判断の仕方があります

ポルシェが作ったのなら、大丈夫じゃないですか

ドナスタのフォレスタ~君は、長年4輪レース界に従事してきて
いろんな車をさわった結果、ポルシェという会社を大絶賛してます

私はフォレスタ~君というブランドを信用しているので→ポルシェも信用する
ということですね


正面衝突うんぬん・・・という話は、ボディ強化すればいいだけじゃないですか
つるしにこだわらなければ

レースでは当たり前にやってることですからね


ウチがらみでいえば

・ウチと提携しているアンディアーモ→ http://andiamo-service.jp/ (担当:辻さん)
・ドナスタ、サブメンバーのD-DREAM→  http://www.ddream-ms.com/ (担当:大雄くん)

この2つなら相談に乗ってもらえます。ともに一般ドライバーを相手にしてくれます
「沼津のチクチクおじさんに聞いた」 と言ってくさいww

両方、神奈川ですけど



最後にドカティのフレームの話

トレリスフレームっていうのは、これですね



イタリア人ていうのは誇りを持っているので、日本車がアルミフレームで速くても
ガンとしてゆずらない独自路線を歩んでいたわけですね

いいことだ


でも勝てないから、新たにカーボンフレームを導入した


そこでも日本のマネなんかしない

すばらしい。 かつてのホンダみたいだ


これはフレームといっても、ツインチューブは存在しない


ステアリング側とスイングアーム側のみカーボンを使って
センターはエンジンを強度部材としてはさんだ3部構成となっている

ケーシーがそれに乗って独走。帝王ロッシを撃破した


負けたロッシは「あれはバイクが速い」と言った
そしてプレス達も、その意見に賛同した

ロッシ中心に回っていたGP界では、彼の発言は絶対的なもので
無名だったケーシーの仕事の偉大さに、ほとんどの人たちは気付きもしなかった

ケーシーはそれ以降、強いストレスを抱え続けることになる


2011' その立場が逆転する
ケーシーはホンダ、ロッシはドカティへと移籍

帝王ロッシはまったく乗れない、ドン速ライダーへと転落する
対するケーシーはホンダでいかんなくその才能を発揮してチャンピオンGET

世間はやっと、ケーシーの才能に気付く


2011' 帝王はシーズン中盤チームに、アルミフレームへの変更を命じた
母国の帝王を守るためにチームはプライドを捨て、アルミツインチューブへと変更

チーム、すばらしい


しかし帝王、まったく速さにつながらず 
No.2ライダー、ヘイデンにタイム負け。。。


これが近年のドカティワークスの動き



鉄丸パイプ → カーボンモノコック → アルミツインチューブ

と変換してきたチームドカティ


どれもこれも、すべて素材がちがうので 乗り味もはっきりちがいます
これは一般ライダーでもわかるところ

市販車でも、鉄丸パイプ車から極太アルミフレームに乗り換えたときの剛性感、
たわみののなさは、ハッキリ体感できるもの。 カーボンも同じこと


ドカでケーシー以外が速く走れないのは、彼のぶっとんだライディング・スタイルが
ほかの誰もマネできないものだからです

ロッシは長年走り続けて、体にしみ込んだスタイルがあるので
いまさら変えることができないのも、仕方ないですね

変えられるのはバイクのほう・・・ということになります


ただ現状でアルミフレームに変更しても、相変らず遅いので
問題は別のところにあるのでしょう


そんなわけで

いちがいに「カーボンがいい」とか、「アルミがいい」とか言えないです
フィーリングがまったくちがうのは事実


ロッシでさえ、「アルミツインチューブにすれば速く走れる」
・・・と、かんちがいするくらいですから


強度がありさえすればいい・・・というのと別問題という良い例ですよね
最終的に人間が乗るわけですから


この話、こんなところで



           

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11.04.08:44

3プライの謎


たまにバイク雑誌をながめます
広告欄の小さい文字がいらつく今日この頃w


F.R.P製品の広告を眺めていると、
3プライ って文字が書かれているのに気づきました

・F.R.Pシングルシート 3プライ ・・・とか
・3プライだから丈夫! ・・・とか という表現ですね


この表記に疑問が生じます

・買う側に人には、どういう風に伝わっているのか?
・広告打ってる人は、どうおもっているのか?

・・・です


一般的に、F.R.P と表記されている製品は
チョップド・ストランド・マット(CSM)とよばれるガラス繊維を使っています

写真のようなものですね




長い1本の束のガラス・ロービング↓を


一定の長さにカットして、上からパラパラ降らせながら
バインダーという糊のようなものを吹き付けて、塊にしています

‘チョップド’とは、そういう意味です


逆に言うと 降らせる量によって、厚みを変えることができるわけです


上記バイクパーツ、またはエアロパーツで指しているのは、一般的に
#450のCSMを指しているとおもわれます


CSMは1m幅のロール状になっています
#450というのは、1㎡あたり450gのチョップである・・・という意味です


ここで、「ほお~」と、おもった同業者の方もいるとおもいます
#450、1種類しかないとおもってる人も多いからです


これは出身の会社が#450のみだった場合、特に疑いも持たず、
バイク・エアロをやっているだけなら、困ることもあまり無いからです


実際は既製品で #230、300、380、450、600、900
私が把握しているかぎり、CSMだけでこれだけ存在します


だからひとえに3プライ(3層)といっても #450×3プライ と
#900×3プライ では単純に倍の厚みのちがいが生じます


わかりやすく言うと、#450の3プライは 3mm弱
同じ3プライでも#900を使うと 6mm近くになるということです

6mmといえば、メス型ですねww



3プライという表記の疑問とは、こういう意味です

広告に使っているほうが知らないのか、暗黙の了解なのかわからないですが
よくわからない表記方法ですね


ちなみに私は、カーボンファイバーを多用するので、#450は使ってません
CSMで使うのは基本的に #380、#600 の2種類です

バイクカウルだと、#230なんかも使いますね


どうですか。1プライといっても、いろいろとあるわけです


CSMが㎡当たりの値段ではなく、kg当たりの価格なのは
そのせいなんですよ



オタクの広告、ただ3プライって書いてませんか?



みたいなww



           

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