11.25.02:49 [PR] |
04.03.13:23 カーボン製品を吊ってみた |
ひさしぶりにプリプレグ(みんなが言うところの、ドライカーボンのことね)で
バイクのシートカウルを作った
軽さを感覚的に感じてもらうために、シーバスロッドで釣ってみたw
ロッドは5000円くらいで買った安物です
フナのほうが引きがいいねw
10年間ほどRed&Carbonとして
個人ユーザーと直接触れ合う機会を持ったんですが
「カーボンファイバーとはなんぞや?」
という命題を、正確にお伝えすることは無理なんだなぁ・・・と実感しました
ネット検索とかすると色々な世間話が見えるわけですが
本物のカーボンとか、なんちゃってカーボンだとか、わけのわからない価値基準で
話が一人歩きしています
ウェットカーボンはニセモノで、ドライが本物 ・・・みたいな意味のようです
カーボンに本物もウソもないんですが。。。
それは身近なたとえでいうならば、ステーキけんへ行って
「あそこのステーキは食えたモンじゃない」とネットで騒ぐようなもんです
1000円しか払わずに、A5ランクの肉を要求しているようなもので
世間知らずというか、かなり恥ずかしいことを声高らかに訴えてるような・・・
肉ならともかく、カーボンともなると身近なものでない分さらにひどくなって
「なんだこんな重いもん作りやがって!」みたいな罵声が飛んできたりします
ステーキけんの社長が「じゃあ、ステーキガスト行けよ」
と、ツイッターで言い返すように
「じゃあ、ワークスと同じ金額持って来いよ」
って、言ってさし上げますw
要は予算の話で
A5ランクの肉が食いたかったら、ランチでも最低1万円くらい出さないと食べれないよ
・・・って話ですね
払うもん払っていただければ、ワークスマシンと同じ軽量に作れます
ワークスでも個人でも、わけへだてなく応対してますよw ウチは。
普通、門前払いですからね
軽量化には気合がいるんです
ある一定以上の軽量化をしようとおもったら、膨大なお金がかかるんです
ただ軽くするだけだったら極端な話、紙でもいい
でも乗り物は、それに対する十分な強度が必要になるわけだ
その最先端の技術を買う。だからお金がかかる
ワークスは、勝つための気合の入り方がちがうんです
このシートカウルをオーダーされた方も、軽量化に対する
気合の入り方がちがうんです。「人生かけてます」ってくらいにね
本物、ニセモノがあるわけじゃない
予算、目的に応じて使い分けるのが本来の形なんだ
そこんとこ、勘違いしないでほしいね
カーボンとはなんの関係もないけど
1000円で、カレーやらサラダバーを さんざん食わせてくれる店を
あちこちに作ってくれた若き社長に、素直に感謝しましょうw
しかし、ユニークなキャラだなぁ・・・w
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レッド&カーボン: http://carbon.art-studio.cc/ click please!!
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03.28.08:24 たまにはカーボンのことでも |
たまには車のこと、カーボンのネタでも書きますか
純粋にそういうネタ、期待してる人も少しはいるようだし・・・w
ラーメン屋さんで見たホリデーオート
ホリデーオートって、まだあるんですね~
すごいなこの雑誌。 気づいたら、もうあったな・・・
最新の雑誌かどうかわかんないけど、なんかトヨタ系の車体カスタムカーみたいです
日産のオーテックみたいな感じかな?
ルーフをカーボンにするくらい、なにがそんなにむずしいのか?
・・・と、おもったアータ
量産ラインに入れるのはむずかしいのですよ
自動車メーカーには。。。
通常の鉄でできたボディの生産ラインをイメージしてください
関連メーカーから完成したプレス鋼板のパーツを、ロボットが持ち上げて
ドーン! と、火花を散らしてスポット溶接して組み上げていく
組み上がったメインシャシーは、そのままメッキドブ漬け
そのあと塗装やら、配線やら、ドア付やら、足回り組み付けやら、ランプやら・・・etc.
「●時間●分●秒で1台完成。1日●台出来上がる」
・・・みたいなノリで進行していく
じゃあ、ルーフをカーボンにするとどうなるか
まず 溶接できない
火花ドーン!も困る。表面溶けるから・・・
溶接できない。なら、どうするか?
答えは接着剤で付けます
そのためには、ルーフなしの状態でメッキ工程まで済ませておかなければならない
そのあと接着材使ってルーフを組みます
前段階でドブ付けまでやってるので、スパッタ(火花)の心配はなし
メッキも終えているので、簡単な下処理だけで接着作業に入れる
メデタシ、メデタシ・・・・・
じゃない!
何分何秒の単位で動くラインで
「接着まで、2時間待ってくださ~い」
なんて・・・・
やれるか!
金属なら一瞬で終わる作業。でも接着材は時間がかかる
もっと、もっと接着剤の硬化スピードが要求される
接着剤の硬化時間を、工程にどう組み込むか
そのあとの塗工程装だって同じようには行かない
金属だけなら、あっというまに進行できたことが
ルーフを樹脂に変えたことで、いろいろやらなきゃならんことが出てくるのだ
=時間がかかる、=コストがかかる
ということだ
ルーフは自動車ボディの中で、もっとも形状がシンプルなものなので
カーボン成型に関しては、さして問題ない
この組み立て工程で、やたら時間がかかってしまうのが
フット・・・・
もとい、ネックなのだよ 走り屋の皆さん!
ひさしぶりのカーボンねた書くの、疲れるな・・・
尻ネタとちがってw
これで当分、仕事ネタお休みですww
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